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2010年10月

第16回-QSLカードを作ってみた(移動編)

30年ぶり復活シリーズ。QSLカードをつくってみましたの2回目です。

前回は我が家のハムスターとカミさんに協力してもらって、非常にオリジナリティに溢れた全面写真カードを完全データ入稿で作る、というお話しでした。
しかし、わざわざ凝った写真を撮る人も少ないでしょうし、完全データのための版下データ作成ソフトを使う人はさらに少ないでしょう。というわけで、今回は私の移動用カードの作成で、違う方法を少々。

実は移動用カードも前回ご紹介した群馬のQ-bicに発注しており、やはり完全データ入稿だったのですが…

KLK-QSL-2.jpg

…違いはこの写真です。自宅から徒歩10分ほど、今後ガンガンと移動運用をする予定の天王洲運河の光景ですが、この写真、ネット上で"貰った"ものなのです。

当初ははじっこの方にアンテナを抱えた私を写り込ませたオリジナル写真で行こうと思ったのですが、ハムスターとは違い、風景写真って撮り馴れてないと難しい!ちょっと行き詰まっていたところでこのサイト↓を見つけました。

◇写真共有サイト「フォト蔵」
http://photozou.jp/

ここで「天王洲、東京湾」などのキーワードを入れて検索すると、まぁ、出てくる出てくる。カメラ趣味の人が撮った、プロ顔負けの写真が沢山現れて、「どれにしようかな」と迷うほどでした。
印刷に耐える高解像度のデータもアップされており、1)写真の検索~選択、2)無料ユーザー登録、3)サイト内のメッセージ機能を経由して撮影者に利用申込み、4)撮影者承諾後にダウンロード、というステップで無料で、素晴らしい写真が手に入ります。
「撮影者の人はメッセージに気づくのかな?使用許諾してくれるのかな?」と心配でしたが、私がお願いした方はわずか2日で快諾して頂きました。ラッキーでした。

ここで良い写真を入手してしまえば、あとはそれをQ-bicのような業者に送って、コールサインや住所を業者で入れてもらえばいいでしょう。別に完全版下データを作る必要はありません。

たまたま良い写真に当たったのかと思い、出身地の「逗子」や、かつての赴任先「市原」、そして本籍地の「因島」などを入れて検索してみましたが、いずれもQSLに使えそうなFBな写真が沢山出てきました!「フォト蔵」お薦めです。

ついでにカードに記載するモロモロのデータの検索先もご紹介。

◇グリッドロケーター自動計算
http://www.argv.org/~chome/maps/loc.html
◇IOTA一覧
http://www1.bbiq.jp/de.ji6uru/iota.html
◇最もクリアだったJARLマークデータ
http://www7a.biglobe.ne.jp/~ja6gan/jarl-mark-5.png
◇上のJARLマークを掲載しているJA6GAN/ガンさんのホームページ。ここは詳しいです!
http://www7a.biglobe.ne.jp/~ja6gan/my_qsl-prdct.htm

第15回-QSLカードを作ってみた(固定編)

30年ぶり復活シリーズ。QSLカードをつくってみました。

かつてはアドカラーやデザインナカニシのデザイン済みカードに、コールサインと住所を入れて貰うのが王道で、全面写真のオリジナルカードを貰うと「おー!大人のカードだ!金持ちだ!」と驚いたものですが、いまや自宅のインクジェットプリンタでも縁無し光沢が出せる時代。しかも私も大人の仲間入りをしているようなので、30年ぶりのQSLは憧れの「全面写真オリジナルデザイン」としました。

実は仕事の関係で印刷用版下データの作成ソフト(AdobeのPhotoshop、Illustrator)の操作を知っており、自分ひとりで完全データ入稿が可能というアドバンテージもあったのですが。

そして完成した自宅固定局用のカードがこちらです↓。

JL1KLK-QSL-1.jpg

まぁ、ダジャレですね(苦笑)。ハムスター。このブログのタイトルやプロフィールに使っている写真は、QSL用に撮影したものなのでした。カミさんがハムスター(とカメラ)好きで、籠(とデジタル一眼)を抱えて嫁入りして来たもので、ちょっと協力してもらいました。
しかし、このQSL作成が予定よりも数カ月も遅れてしまった。理由はなんと「モデルになるはずだった先代のハムスターが急死してしまったから」でした!!

この構図は既に2009年から考えていまして、2010年の春に撮影~印刷の予定だったのですが、ある日とつぜんハムスターの様子がおかしくなり、動物病院に駆け込むもあえなく逝去。お葬式ののち、ペットロスで落ち込むカミさんが立ち直るまで数週間、次のハムスターの里子を探すのに数週間、そしてやって来たハムスターの赤ちゃんが、撮影に耐えるまで成長するのに数カ月。苦難の道のりでした。ナマモノ相手は大変ですよ。

そのために(あまり大きな声ではいえませんが)QSO済みなのにカードを送っていない交信相手が発生してしまって…。大変お待たせ致しました。復活後に交信した全員の方に、上記のカードを発送しております。ビューロ経由に時間がかかりますので、未着の方はいましばらくお待ち下さい。

無線機は現在のメイン機FT-817ND、ハムスターの後ろに見えるのは2003年に発売された「タイムスリップグリコ」のおまけのクーガーRF-1150。これをハムスターが操作している構図にしようと思ったのですが、さすがにその演技は難しすぎました(笑)。

なお印刷業者は「今風のデータ入稿を受け付けてくれるところ」を条件に選択。ネットの評判から群馬のQ-bicにしました。校了から印刷までの日数が10営業日とちょっと長いですが、対応や品質にはほぼ満足です。ポイントは-

1.完全データ入稿の場合、1000円引き。
2.写真面、レポート面とも校正をメール添付のJPEGで見せてくれる。
3.写真面はオリジナル、レポート面はQ-bic標準デザイン印刷が無料で可能。
4.リポート面の追加住所、追加コール、リグ等々、あれこれ追加しても無料。

-というところでしょうか。印刷関係の経験者は1、2、3が助かりますね。写真面をオリジナルにすると、3で悩むところ。Q-bicは楽ちんでした。4はちょっとでも余計なことを書くと追加料金を取る業者もあるようで、ここは良心的だと思いました。

「なんだよ、わざわざ凝った写真なんて撮らないよ。版下データ作成ソフトも縁がないし、参考にならないよ」という方、次回移動用カードの作成で、違う方法を少々。

なお、業者選択時にははこちらのサイトがものすごく役に立ちました。あわせてご覧ください。

◇QSL印刷各社のデジタル対応比較
http://www.kyoto.zaq.ne.jp/ji3nij/DTP_CARD/print_shop.htm

第14回-50MHzAMの黄金時代?

10月初旬の三連休に久々に実家に帰り、古い無線機や機材、そしてQSLカードを引っ張りだしました。QSLは約700枚もあり、バンド順、エリア順に仕分けるのに3日もかかりました。すべて1978年から1981年頃にかけてのものです。そしてまとめてみたのが下記のグラフ。1979年から1980年の、50MHzの交信状況です。

6mQSL-4.jpg

横軸がエリア、縦軸がQSL枚数で電波形式で分割されています。7MHzの約400局に対して、50MHzも最愛のNational RJX-601で123局!注目すべきはAMの隆盛と国内DXでしょう。

1980年前後は6mAMでCQを出したり、週末にワッチしていれば1、2年で100局以上繋がったのですねぇ。いまのSSBの感じかなぁ。
当時の自宅は神奈川県の逗子市だったので、3エリア以降は全てEスポによる異常伝搬です。これがまた素晴らしい。ビミョーな距離の5エリアや4エリアとも、AM3Wで59+で繋がっています。トータル123局中、Eスポが33局(AM29+FM4)。サイクル21のマジックですね。

しかも当時のアンテナは前代未聞の、「同軸ケーブルの先のM型コネクタのオスに、犬小屋の修理で余ったハリガネを括り付けたダイポール」で、21MHzの3エレを載せていた屋根馬のステー(デベロープ)に逆V型で結びつけていたもの。平屋だったので、地上高はせいぜい5mくらいじゃなかったかなぁ。それであわや50MHzAM特記AJDという勢いですからね。もう、アンテナもパワーも、どうでも良かった時代?かもしれません(笑)。
そういえば、夕方から数時間めちゃくちゃにオープンして、1~9エリアまで順番に繋がったこともあったなぁ(9のカード未着ですが)。あわや「50MHzAM特記1day AJD」ですよ。あの日の興奮は30年経った今でも良く思えています。

面白いのは相手局も90%以上がRJX-601だったこと。このリグがいかに「国民的名機」だったかがわかります。ちなみにその他では井上(現ICOM)が多く、AM-3D(1972年発売)、IC-71(同'69年)、そしてFDAM-3(同'68年)が現役の時代でした。懐かしいですね(笑)。

しかし、あれほどに賑わっていた6mのAMが、なんでこんなに静かになってしまったんだろう?上のグラフを見る限りは、伝搬に関しては全く不自由はないのに。SSBに比べて弱い?そりゃ多少は弱いかもしれませんが…。

「出られる良いリグがないから」という声もあれば、「ユーザーがいないから良いリグが発売されない」という声もある。これはニワトリタマゴの議論でしょう。しかし元RJX-601ユーザーとしては確かに「良いリグがないから…」と感じます。RJX-601があったから、当時の6mAMの隆盛があったのかもしれません。例えて言えば稲尾時代の西鉄?古すぎて申し訳ない!!

ここで「21世紀のRJX-601」ともいうべき6mAMの名機が発売されたら、一気に火がついて…となりますかどうか。21世紀の名機FT-817は私も使っていますが、6mAMモードはイマイチ。昔の形式でいうとA3Hという少々やっかいな変調だという話もありますね。

skp.jpg

そして上記が北海道最東北端、羅臼町からのQSL。JA8SKP局、1979年5月9日にAMで交信。Myシグナルは57、距離は1081kmです。またこんなDX QSOがしたい!あの暖かい音で交信したい!サイクル24に期待しましょう。


第13回-コメットのSB14はこれくらい飛ぶ

さて、前回ご紹介した我が自慢のアンテナ、地上高12m、全長1mのトリプルバンダー、コメットSB-14(こちらのアンテナです)ですが、こんな「とりあえず波は出せます」的なトホホな設置方法で、どれくらい飛ぶか?

ant_to_can.jpg

これがかなり驚いています。結構飛ぶんです! 以下にいくつか交信記録を挙げます。ちなみに私のホームQTHは東京都品川区。JR品川駅から海側に歩いて数分、天王洲アイルの近所です。

◇50MHz SSB (短縮型1/4λ)

9月19日 0952JST /1 栃木県日光市 Your59/My59 距離127km
9月26日 0817JST /Φ 長野県南佐久郡国師ヶ岳山頂 Your58/My59 距離100.3km
9月26日 1234JST /Φ 長野県下高井郡山ノ内町 Your51/My53 距離172km
9月26日 1138JST /2 静岡県東伊豆町万二郎岳山頂 Your58/My59 距離107km
10月2日 0933JST /Φ 長野県須坂市 Your51/My53 距離172km

◇144Hz SSB (1/2λ)

9月19日 0857JST /2 静岡市葵区笹山山頂 Your57/My57 距離135.4km
9月19日 0907JST /1 群馬県吾妻郡中之条町 Your57/My59 距離149km
9月19日 1241JST /Φ 長野県伊那市小仙丈岳山頂 Your51/My51 距離140.1km
10月3日 1343JST /1 栃木県日光市勝雲山 Your53/My53 距離113.8km

◇430Hz FM (5/8λ2段)

8月22日 0941JST /1 山梨県南都留郡菜畑山 Your54/My51 距離67.3km
8月22日 1451JST /1 千葉県鴨川市愛宕山 Your51/My51 距離60.7km
9月19日 1206JST /1 神奈川県足柄下郡星ヶ山 Your54/My59 距離75.8km

…とまぁ、100km、150km超が続出!もう少しで200kmも超えるかという勢いです。立派な八木を建てている人からすれば、「こんなモンで喜んでるの?」という感じかもしれませんが、ベランダに貼り付いている1mのモービルホイップ&FT-817の5Wで、これだけ飛べば満足でしょう。比較用に置いたキリン「端麗グリーンラベル」の缶と比較してみて下さい。ビバ!アパマン・ハム!なお全てグランドウェーブです。

驚いたのは50MHz、170km超の長野県移動2局ですね。あと少しで新潟県という場所。相手局の標高に助けられてはいますが、上の写真のナミダの出るようなホイップで、そこまで飛ぶとは! 国師ヶ岳山頂の局(JL1BWG/Φ局)も2.5W運用だったそうで、2.5W/5.0W、100kmでRS58/59はナカナカでしょう。
50MHzはラジアルが必要ということで「出られたらラッキー」くらいにしか考えていなかったのですが、超幸運にも基台から見事にグランドが落ちまして、50.0MHzから52.0MHzくらいまで、SWR1.1~1.5で快適に運用しています。アンテナ長の微調整は行っておらず、購入して袋から出して、そのままモービル基台に挿しただけです。

144MHzもタイシタもの。1/2ホイップですからね。小仙丈岳山頂の局(7K3DIW/Φ局)も5Wに3エレとのことで、両者でQRP&コンパクトアンテナの限界を確認し合うようなQSOになりました。
430HzはFMということもあり、さすがに70km前後が限界のようです。一番遠い星ヶ山が一番レポートが良いというのがUHFっぽいですね。430はまだ挑戦の余地がるなぁ。SSBが全然聴こえないし。

しかも、ほとんどが一発コールで取って貰えている! メリットも良く、むしろ上記の通り、私の耳の方が悪いくらいです。結論としてFT-817とSB-14の組み合わせは、なかなか底力のあるいい電波が飛びますよ。お薦めです。

ちなみに50MHzSSBで、「都内の交信相手は聴こえたが、移動局は聴こえなかった」のが八丈島と3エリア(和歌山県?)、「聴こえて呼んだが、取って貰えなかった」のが三宅島でした。八丈島は281km、三宅島は172km(我が家の限界距離?)。200km前後がしきい値なのでしょう。
なお、ベランダは南南東を向いており、我が家の上に5階から9階があるので、栃木や群馬、長野だって自分のマンションの影になるハズなのに、なぜか飛んでいます。運河の水面が効いているのかなぁ…(かなり不思議。どこかで反射?)。

設置直後は、あまりにもショボいので「144/430のデュアルバンド八木でも軒下に付けようかなぁ」と考えていましたが、もう少しSB-14で遊んでみます。各局ありがとうございました。次の目標はグランドウェーブでの7エリアと3エリアだなぁ。1m長のモービルホイップで、Eスポ以外で東北や関西と交信したら見事なモンですよ。

さてさて、実はあと2、3本、アンテナを「大人買い」しておりまして…。この他のアンテナについてはまた後日!

第12回-FT-817ND生還、アンテナも建てた!

9月初旬から少々喰いゴタエのある仕事が入って、ブログが書けませんでした。1カ月がかりでどうにか終了。さぁ、運用関係をバリバリ書きますよ!

原因不明のノイズでバーテックスに修理に出していたFT-817ND、無事生還しましたが、結局原因不明のまま。「メインボード交換」だったそうです。それじゃブログのネタにならないじゃないの(苦笑)。

ともあれ、主のいなかったシャックが正常に戻りました。さて、それではシステムのご紹介。土曜日の午後から日曜日の早朝3時までかかって設置、配線した我が自慢のアンテナは…

NEC_0315_2.jpg

…見えませんか? コメットのSB14。50/144/430MHzトリプルバンドです。長さは1.08m、144と430MHzはノンラジアルで1/2λと5/8λ2段、50MHzはグランドが必要で短縮1/4λ動作になります。

ベランダの桟にモービル基台の一番ゴッツイ奴(コメットのRS-215です。多分唯一のΦ50対応品。大型で強力です)を付けて、斜めに飛び出しています。9階建てマンションの4階なので海抜で12mくらい。ここからシャックまでの同軸が、引き回しとシャックの場所の関係で15m以上と少々長いのですが、まぁ、これは仕方がない。

しっかしこれ、本当にショボいですよ。ベランダの手摺りから1m長のアンテナって、ほとんどラジオのロッドアンテナが飛び出してるようなもの。写真だとソレナリに見えますが、実際は「ショボいアンテナコンテスト」があったら上位入賞の自信があるほどの慎ましさです。サイズの比較用に、アンテナの根本にマルボロの箱でも置けばよかったな。おかげで近隣からの苦情はありません、というか、気づかれてないでしょ(苦笑)。ちなみに週末の運用時のみ取り付けて、普段は金属製のコネクタキャップをしています。

唯一の救いは写真の通りベランダの下が入江(運河)になっているところと、その向こうがやたらに抜けていること。このロケーション、この建て方、しかも817の5Wで、どれくらい飛ぶか? は次回にゆっくりと。

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