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2011年07月

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第57回-標高1430mから3.5MHzフルサイズDP

◆標高アリ、アンテナフルサイズ、でもQRP…

うまく行くかどうかわからなかったので事前にお伝え致しませんでしたが、7月16~17日に長野県茅野市、標高1430mの蓼科高原(北山字鹿山)に移動、念願だった「3.5MHzフルサイズDP」でQRVしました。

IMGP4938-500.jpg

…と書くと、本格的なペディションのようですが、実は現在の実家に夫婦で帰省。「ハム復活したし、せっかくならば…」と派手にやらせてもらった次第です。リグはいつものFT-817NDです(これしかないので)。上の写真、建物とDPを写したつもりでしたが、アンテナが細長すぎて見えない…。

なにしろ都内の自宅は不幸なアパマンで、しかもQRP。3.5MHzへのQRVなど夢のまた夢ですが、定年退職を機に縁もゆかりもない長野に移住した両親の山荘は、ワイヤアンテナ張り放題!

「100mでも200mでも、好きなように張っていいぞ」というお許しをもらい、4級で出られるもっとも巨大なアンテナ、3.5MHzのフルサイズDPを試してみました。

IMGP4986-500.jpg

事前に宅急便で送っておいた、20m×2のACコード(1.25sqのVFFを1本に裂いたもの。84円/m×20=1680円の激安アンテナです!)を、いつものミズホ・ポケットダイポールの広帯域バランに付けて…(「使用可能」とは書いてあるが、本当にHFで使う人は少ないと思う)。

四苦八苦の末に給電点を二階のベランダに、エレメントの先は白樺林の遥か彼方に(見えない…)。

IMGP4950x2-500.jpg


◆16日22:20からQRV

父親の書斎を借りての仮設シャック。スペースがタップリで、自宅よりも使いやすいのが、なんだかなー…orz

IMGP4958-500.jpg

マッチングに手間取りましたが、3.525MHzから3.575MHzまで、ぺたーっとVSWR=1.30になり、22:20ごろからQRV! 3.5MHzなんてテキトーにやってもSWR下がると思ったら、これが結構シビアでした。

実はジンセイ初の3.5MHz、まずは北海道・江差町から高知、香川まで7局ほどお呼びして59/59を確認。23:30ごろからCQを出すと、なんとパイルに! クラスターに載せて頂いたようで、翌日17日の02:00まで20局にお呼び頂きました。

一番驚かれたのは、QRP5W運用だったことで、100W~1kWがゾロゾロの3.5MHz帯での5Wは珍しかった模様。しかも1430mの高地、フルサイズDPというフシギな組み合わせが、思いのほか話題となりました。

2ヤマ越えた群馬・嬬恋(距離約60km)の移動局からは、「59+10~20dBです。さっきから聴いてましたが、QRPと言われなければキロワットの感じですよ」とのお言葉。HFでも標高が効くんですねぇ。

6エリアを除く日本各地とほぼHis59/My59で交信し、さすがに呼ばれなくなった深夜2時にQRTしました。
アンテナの向きの関係か、関西・中国方面はいまひとつ伸びず、His59ながらMy47~57も。そしてなぜか九州はNG。東北・北海道方面は絶好調だったのですが…。
これは次回の課題です。山荘を中心に逆V型っぽくなってしまったのが少々失策。次回はきっちりと直線で張りたい!

7MHzに出るという案もありましたが、せっかくアンテナが張れるし、しかも少しは会話も楽しみたいし…ということで3.5MHzを選択。開局33年目の「新参者」に、80mバンドならではの話題を色々教えて頂きました。

お相手頂いた各局、本当にありがとうございました。

◆翌日は50MHzを少々

翌朝17日8時頃から、再度ワッチしてみると…まさに「真夏の夜の夢」。長距離のAMラジオが聴こえないのと同様に、CQを出しても応答なし、QRVしているのも1、2組で…

IMGP5000-373.jpg

早々に3.5MHzのDPは撤収。ホウキの先にポケットダイポールを取り付けて二階のベランダから出し、50MHzSSBで和歌山(田辺市。これが370kmと結構なDX)、愛知、地元・長野と交信。そして中国・江蘇省のBA4SIを呼ぶと、一発でQSO! なんともフシギな2日間でした。

IMGP4980-500.jpg

シャックからの眺めはこんな感じ。はるか彼方は南アルプスです。


◆おまけ

IMGP4982-neko500.jpg

DPアンテナ撤収時に、実家の猫が釣れました。
猫に詳しいXYL曰く、「子猫が一番興味を持つ動きだよ。こんなことしたら絶対に猫釣れると思って見てた」。

IMGP4992x2-500.jpg

実家の愛犬クロベくん-
「ムセンばっかりやるなよー。オレと遊べよー」
「よーし、遊んじゃるー。うりゃー!」
「ぐがー、わふわふ!!」

IMGP5016-h373.jpg

最後は仲良く散歩に行きました。

第56回-楽しく読める通信の本を書きました!

hyoushi-h400.jpg


さてさて、とつぜんではありますが…。

2001年の『二十一世紀ジャズ読本』、2006年の『新入社員「こんな時どうする?」』に続き、このたび5年ぶり三冊目の著書、『プロが教える通信のすべてがわかる本』(ナツメ社・刊)を上梓いたしました。

今回は4名の共著で、定成は第2部1章「電気信号・電波のしくみ」、第3部5章「衛星通信を利用する」、同6章「無線通信を利用する」、そして第4部「通信のこれから」の全ページを執筆。各ページのイラストの下絵も定成が描いております(その他、アンテナ、中継・交換技術等も担当。合計80ページほど書きました)。

また、かつての勤務先、古河電工千葉事業所の光ファイバケーブル製造についてのインタビュー取材も担当しております。今回の目玉記事(?)かもしれません。

もちろん、見開き2ページを使って「アマチュア無線とは?」も執筆! ハムの歴史と楽しみ方を、グッと凝縮して紹介すると共に、QSLカードの説明では、自局のカードを掲載する公私混同積極的協力も行っております。

なお、今回は拙著の浅識を正すため、有線・無線の両分野をご専門とされている、電気通信大学名誉教授でJARLの次世代通信委員会委員長も務められていた、三木哲也先生(JA1CIN局)にご監修いただきました。

小学生以来40年近く親しんできた無線通信と、20余年間プロとして接してきた有線通信の世界について、絞り出すように書いた入魂の一冊…とは大げさかもしれませんが、このような形で実を結んだことは嬉しく思います。

執筆、イラストだけではなく、構成、テーマ決定など企画段階から参加していたので、出版の感慨もひとしおで…。

電線、電機、情報通信関連企業にお勤めの方、それを目指す学生の方、ご興味をお持ちの方に広くお読み頂けるように、全ページフルカラー、イラスト、写真もふんだんに掲載致しました。ご一読いただければ幸甚に存じます。

以上、宣伝でありました。失礼致しました。

-----

『プロが教える通信のすべてがわかる本』
ナツメ社 / 三木哲也・監修 / ¥1,575(税込) / 21cm / 255p / ISBN-13: 978-4816351105
現物はカッコイイシルバーの表紙です。今週末から書店店頭にも並びます。
≪Amazon≫
http://www.amazon.co.jp/dp/4816351108/

第55回-地味なアワードが来ました

AJD-350.jpg

左上はAJDの7MHz、SSB、QRP特記。「ベランダに立てたモービルホイップ特記」があれば良かったんだけど(笑)。右下は144MHz-100のQRP、SSB、同一度道府県内(東京都)特記。ダイソーで買った200円(税込210円)のフレームに入れてみました。左に50MHz-100SSBが、右に430MHz-100FMが来る予定。

アクティブだった中学、高校生時代は事務処理というか管理能力が足りず、アワード申請出来ませんでしたが(苦笑)、いまは多少は事務仕事にも馴れたし、パソコンや申請用のフリーソフトもあるし…ということで、ぼちぼちとアワード申請をしてみようかと。

ベランダアンテナ+QRPで貰うアワード」というのが、地味ですが嬉しい。まぁ、アワードは特記の組み合わせ次第でしょうね。

例えば50MHz-100のSSBは移動すれば一日で出来るかもしれないけれど、いまどきAMとか、コツコツFMでとなると、それなりに価値も出てくる。144MHz-100もRTTYだとそこそこの達成感があるかも(笑)。AJDもV/UHF帯以上なら立派なものでしょうし。そう考えると、今回の2枚の満足度は…

・AJD:7MHz、SSB、QRP ★★★★☆(そこそこに嬉しい。ベランダモビホ特記があればさらに?!)
・144MHz-100:QRP、SSB、同一度道府県内 ★★☆☆☆(まぁ通過点)

…くらいでしょうか?

「数十年前の他都道府県のカードも有効」となったので、学生時代=神奈川県時代に悲願だった「AJD、50MHz、AM、QRP」を改めて狙うか?あとは0エリア、9エリアとQSOすれば完成なのですが…。

第54回-ベランダのロケーションを調べてみた

ハム再開からの約1年間使用していた無指向性のモービルホイップでは、「ビーム方向」など考えるワケもなく、自分のマンションがどちらに向かって開けているのかも、ちゃんとは調べていませんでした。

144Hz×3エレ、430MHz×5エレとはいえ、ビームはビーム(しかも当初は都合により固定ビーム)。八木導入にあたり、少々調査。

左の方から朝日が上って、右の方に夕陽が沈むので、「ベランダは南向き」と漠然と考えていましたが…

beam_map-510.jpg

うわ、南じゃないじゃん!南東じゃん!ウチってこんなにナナメに建ってたのか。

いや、かなりの南東っぷり。上半分がブッツリ切れているのは、自分のマンション(9階建ての4階にいます)の影になっているから。逆に赤いシルエットの部分は「運河~ちょっと低層住宅~東京湾」で、かなり開けています。ちなみに中心から左側がちょっと斜めに切れている(鹿嶋からのラインに対して直線になっていない=180度の扇状になっていない)のは、隣家の関係です。

うーん、ダイレクトで行けるのは「房総半島~三浦半島~相模湾沿いの湘南地方~伊豆半島」だけですね。横須賀と館山がいつもガンガン入ってくるのはこのためであったか(笑)。

街でいうと茨城県の鹿嶋から箱根・芦ノ湖を経て静岡・焼津に繋がるライン(上図の太い赤線)。うむ、確かにこの内側のエリアとは、よく交信しています。

V/UHFの大票田(?)神奈川の北部や都内、埼玉は完全にバック、しかも自分のマンションが邪魔しています。「北側はダメだ」と思っていましたが、いや、ここまでとは。アパマンはツラいよ…orz。

ところが、第43回の図を改めて掲載しますが、過去のQSOを市区町村単位でマッピングすると、こんな状況なんですよ↓。

vuhf_kanto_2.jpg

赤が50MHz、黄色が144MHz、青が430MHzです。全く問題なく360度繋がっている。南西から北東にかけてはすべて「反射波」ということになります。なんとも不思議です。しかし、八王子くらいは抜けているかと思っていたのだが、西側のクローズは痛い…(よくこんなロケーションでQRVして来たものだ?!)。

こりゃ八木でも反射波をうまく使うしかないなー…(次回につづく)。

第53回-ベランダアンテナ八木になって復活!

前回お伝えした通り、実に4カ月にわたるマンションの大規模改修工事が終わり、ベランダンテナ復活です、が、正直なところ約1年間のモービルホイップでの50~430MHz運用に、行き詰まってもおりました。

距離が伸びない、JCC/JCGがアタマ打ち、1stQSO率が明らかに減っている…小規模なアパマンハム諸氏で、同様の理由から、QRT傾向の方もいらっしゃるのでは?

というわけで、「ま、タイミングは今かな?」と、ベランダに八木を付けてみました。

veranda_300.jpg

とはいえ、なにしろマンション中間階。9階建ての4階のベランダなので、大きなものは上げられない。移動用に買ったコメットの144MHz×3エレ+430MHz×5エレのデュアルバンド八木(CYA-2375)を、ベランダに立てたマストに付けてみました。

実は今回のポイントは紆余曲折を経たマウント部で-

◇第一案:ベランダの天井にぶら下がっている「物干し竿掛け」に直接取り付け

CQ誌によく登場する、細めの鋼線のアレですね(笑)。CYA-2375はブームのうしろにUボルトが付いているので、試してみたらバッチリ付いた。
しかし!XYLから「長い縦棒の一番後ろのヤツ(=無線用語でいうところの144MHz用のリフレクタ)が、洗濯のときに頭に刺さる。ヤメレ」と言われ却下。たしかに極めてジャマでした。

◇第二案:スカパー用パラボラでお馴染みの「コンクリートはさみ込み金具

当初の本案はコレでした。ところが秋葉原のロケットに行って現物を見ると、真っ黒でゴッツイ!余計な金具を付けないで、シンプルに設置しようと思ったのに、これでは逆に目立ってしまう(しかも高い!)。

そして結局、第三案のコレに-

kanagu_400.jpg

1)大きめのUボルト用座金(4つ穴)×4個
2)太めのボルト+ナット×4本
3)中くらいのUボルト用座金(2つ穴)×4個
4)中くらいのボルト+ナット×4本
5)追加のワッシャ+ナット×4組
6)Φ32マスト1.2m×1本

手摺りの状況によってサイズは異なると思うので、型番は記しませんが、使用部品は以上です。ロケットの店内で第二案で行き詰まっていたところ、ふと目についたのが、この組み合わせの設置サンプル。本当は90度倒して、釣り竿アンテナの把持に使うものらしいです。作り方は-

手順1:まず1)と2)で手摺りの上からガチャンと挟むクリップを作る。
手順2:次に手前側の平面上にマスト用のUボルト座金をナットで固定。
手順3:マストを挟んで手前から座金で固定。

以上です。簡単でしょう?ポイントは手順2で、大きめの座金(写真では縦になっている2個)のツラ上にマストを挟む座金を固定してしまうこと。ゆえに4つ穴が必須。写真で見ると、手前に伸びる1本のボルトの前後(奥と手前)にナットが2組付いているのがわかると思います。
座金とストレートのボルトをパズルのように組み合わせていて、Uボルトは1本も使っていません。

総額はマウント約4500円+マスト800円=約5300円ですが、かなり頑丈だと思います。内側に付けているのでマストの落下もありません(というか、マストの下側がベランダの壁の上面に乗っているので100%落ちないし、マウントに対して下向きの荷重もかかっていない。FB!!)。しかも手摺りとよく似た色なので、あまり目立たないというメリットも(笑)。

「コンクリートはさみ込み金具は目立ちすぎ&高額すぎ、クロスマウントでは手摺りの径に合わないし強度が心配、手摺りの断面がヘンなカタチ(ウチもカマボコ型です)…」等々でお困りの方、こんな方法もありますよ。

さて、手前に見える1m長モービルホイップとの飛びの違いは…次回に続く。

(本方式でのアンテナ設置は各自の責任でお願い致します。設置後の落下事故等については、当方では責任を負いかねますのでご了承下さい)

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