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2012年11月

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第117回-どこまで出来るの?モビホでDX-その2・設備編

公開から10日間で2600アクセスと大反響を頂いた「どこまで出来るの?モビホでDX-その1・記録編」に続いて、その2は「設備編」をお送りします。前回がちょっとカタかったので、今回は面白おかしく行きましょう。

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Q6:なんかハナシがウマすぎ。パワーがデカイのでは?

A6:いえいえ、ブログやってるのにオーバーパワーなんて出来ませんよ。'12年8月27日までは旧・電話級+FT-817NDだったので5W-QRP、8月28日からは三級+FT-897DMで50W運用です。こんなシャック↓。

shack-2.jpg

ちなみに旧・電話級の5Wに1m長程度のベースローディングという超小型のセットでも21MHzを中心に20エンティティ、74-QSO出来てました。

Q7:なおさらハナシがウマすぎ。ロケーションが異常に良いのでは?最近流行りのタワーマンションとか?

A6:これもいえいえ、ここは強く言いたいのですが9階建てマンションの4階なので「中間階」というか、どちらかと言うと「低層階」です。1階分のワンスパンは2.98mだそうで、手摺りを入れても2.98X3+1≒10m程度でしょう。アンテナの上に5階から9階まで、15m以上の「壁」がそびえ立っています。
前回書いた通り海抜は2.5m程度の埋立地なのでホント、海抜でも12~13m程度です。そんな環境でもモビホDXは出来ます!ちなみに築30年。古いですよ(苦笑)。

Q8:そうは言ってもなにかのアドバンテージはあるでしょう?

A8:唯一考えられるのはベランダの下、南東側が「運河」であるということです。運河というか、正しくは入江。東京湾が最も陸側に入り込んだ部分です。こちらにイメージ図があります
川幅は60mほどありますが、正直この川がどのように影響しているのかはわかりません。自局の送信を考えると、最も放射の強いところで一旦水面をスキップしているのか?…それでも受信には関係がないでしょう。対岸はひたすら数km、羽田空港まで続く品川区・大田区の住宅街&商業地域です。
あとはマンションの手摺りが塗装のないアルミで、グランドが見事に落ちていること(写真下)。

mount.jpg

基台は大型のパイプ用基台(ダイヤモンドのDPKCRすいません間違えたコメットのRS-215)を使っていますが、これだけでディップではVSWR=1.0まで落ちます。むしろこれが効いているという気がします。

Q9:そもそもどんなモビホを使っているの?

A9:HF用のみ一覧表にしました。

whip-list.gif

最も活躍しているのは10m用のComet HR28でしょうか。購入から2カ月で144-QSO、35エンティティを叩き出しています。お笑いなのは24MHz用、そのHR28の先にコードをくくりつけてSWR1.6、これでDXもやっています(笑)。

Q10:グランドとマッチング、アンテナの向きや角度は?

A10:グランドは上述の通り、パイプ用基台(ダイヤモンドのDPKCRすいません間違えたコメットのRS-215)で確保。マッチングはバンドによって様々ですが、「ほぼカタログ値通り」という感じでしょうか。
3.5MHzと7MHzのレンジが狭いのは仕方がないとして、21MHz、28MHzは全く無調整チューナーなしでバンド中出られます。特に21MHzのセンターローディングは下記のような感じで大当たりでした。

15m_CL_SWR_550.gif

アンテナの向きはマンションの向きとイコールで南東。角度は「ホイップ長2mの先端が上階のベランダに飛び出さない角度」で自動的に決まってしまいます(苦笑)。なんとも中途半端な角度ですが、まぁ、これで南米やEUまで飛んでいるので、あれこれ試したりはしていません。

Q11:マンション自体は障害物になるの?

A11:私自身、ここ最近の最大の関心事ですが、答えは出ていません。ウチのマンションを中心に運河に沿って左右に数軒、100m以上マンションが連なっているので、マンションの逆側、つまり北西方向は「万里の長城」のごとく遮蔽されているハズですが、正距方位法で見てマンションの真裏になるポルトガルとも21MHzSSBで難なくQSOしています(フリー地図ソフトFLand-Ale使用…夕方だったし、もしかしてロングパスなのか?モビホでロングパスぅ~?!)。

kitashinagawa-lisboa.gif

「マンションの裏側、北西側が死角でダメ」ならばこの地図の左上半分はサッパリのハズですが、ヨーロッパ・ロシアから東欧、EUなど普通にQSO済み。マンションの方向とDX-QSOの関係は謎です。

Q12:そもそもこんな「モビホDX」を狙っていたの?

A12:いえいえ、トンデモない!なんとなくBCL&HAMを再開したくなり、最初の計画は「FT-817ND+ATAS-25で日曜日に近所の公園に移動してQRPでのんびり運用」でした。バンドは50MHz中心で21MHzにも出られたらいいなぁ。関東近郊+Eスポで6や8ともQSO出来たら嬉しいなぁ…程度。
実際に再開局から1年半、DXに目覚めるまでの約600-QSOは7MHzでたまたま繋がった韓国を除いて、すべて国内QSOだったくらいです。7MHzで長崎県と繋がって飛び上がって喜んでいました

ゆえに最初のHFモビホはBCL用のつもりで購入したコメットのブロードバンドアンテナHA750B。ダミーロードにエレメントの付いているような珍品で全くQSOには使えず、「いくらなんでも」とベースローディングのモノバンド・ホイップを買い始めると、これが5Wでも海外と繋がる。センタローディングにすると更に繋がる。50WにしたらDX TESTで100局規模で繋がる…という「進化」でした(笑)。
先程の「再開局から約600-QSOは1局以外全て国内」とは対照的に、直近のログは185局連続でDX-QSOのみになっています。


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設備編、いかがだったでしょうか?色々と疑問のある方も多いかと思いますので、ご質問はコメント欄を通じてご遠慮なくどうぞ。
ともかくお伝えしたいのは、古いマンションの中間階でも最近のリグとアンテナ+サイクル24で(しかも最近のCQ誌がさんざん宣伝しているCWではなくPhoneで)十分DXを楽しむことが出来るということですね。そもそもなんでこんなに飛ぶのか、自分でも不思議なのですが(苦笑)。

A12に書いた通り、最初はご近所の公園からHF、自宅からは3バンドホイップでV/UHF。2mのSSBで長野県と繋がって泣いて喜んでいたのに…。最近は「アルゼンチンはもう何局もやったしなぁ」などとつぶやく、全く予想しないハムライフになって来ました。

(10月末のWWDXで派手にやって「ちょっと一休み」と思っていたのに、11月10-11日のJIDXでまたしてもフィーバー(←古い…)。10&15mで56-QSO、NewEntはフランス、エストニア、チェコの3箇所。TEST前にウルグアイとも繋がり4upで今日現在54Entです)

第116回-どこまで出来るの?モビホでDX-その1・記録編

HF15CL_550-2.jpg

10月27日、28日のWWDX-Phoneで非常にがんばりまして、ベランダモビホながらエンティティが50wkdになりました。

このブログもほとんど「モビホDXファンの情報交換場所」のようになっていますね(笑)。というわけで、50wkd記念に復活3周年記念も兼ねて、「どこまで出来るの?モビホでDX」を数回にわけてお送りします。

丁度私も成果や懸案をまとめてみたかったのです。2ちゃんねるに似たテーマのスレッドがありますが、2ちゃんは匿名なのでソースとしてはなんとも…。100%間違いのない、当局のログデータの集計をお伝えします。まずは記録編。Q&A形式で書いてみました。

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Q1:まず結論。モビホでDXは出来るの?

A1:出来ます。9階建ての4階ベランダ、10m-High、5Wまたは50WのSSBで実際に約300-QSOしています。期間はDXに目覚めた(笑)2011年3月から、2012年10月末までの1年7カ月です。
ロケーションはモロに東京都市部。JR品川駅から徒歩10分程度の住宅街で、しかもマンション前に「海抜2.5m」の標識があります。それでもどうにかなります!但し正直なところサイクル24の手助けが大きいと思います。

Q2:どんなところと繋がるの?

A2:地図で表すとこのような感じですが-

DX-map-550-02.gif

ちょっと見にくいのでリストにしてみました-

DX-QSO-ranking-02.gif

QSO数順=よく繋がるところ順で、同QSO数の場合は大陸でソートしてあります。(2013年9月5日追記:この記事を公開した時に南極圏として掲載していたZL50GHさんが、「ハム歴50周年記念」のZLの特別個人コールだったことが判明。かわりのエンティティとしてウルグアイを入れて再集計しました)
ご覧の通り、「モビホDX=近場=アジア中心」というわけではなく、1位は米国本土です。そしてアジア各国よりもオセアニア圏と数多くQSOしています。間に海しかなく、さらにシャックが東京湾に近いためかもしれません。

さらに大陸別で円グラフにするとこんな感じです-

DX-Cont-En-graph-02.gif

半分以上がオセアニア、そしてアジア、北米と続きます。欧州、南米ともQSOしていますが、残念ながらアフリカは未交信です(聴こえては来ます)。

Q3:遠くまで飛ぶの?

A3:南米側の最長はアルゼンチン中部18,124km…と思ったら、CX6ウルグアイ南端の18,590kmでした。欧州側はポルトガル西端の11,226km。北米東部、東南部のコネチカット、フロリダも11,000km前後でした。
地球の円周は40,000kmなので、「ほぼ地球の裏側」までモビホで飛んでいます。ここまで来たら、次は「モビホでEME」?!(笑)

Q4:珍しいところやペディションも繋がるの?

A4:人気のカリブも繋がっています。10mSSBでキューバとQSO済み。最近のペディションでは3D2C Conway Reef、NH8S Swains Islandもしっかり繋がっています。

3D2C.gif

NH8S.gif

東チモール4W0VBは5W時代に北米W0と間違えて呼んでたまたまQSOしました(苦笑)。なお、マルペロHK0Mは5W時代だったので気後れ(?)して呼びませんでした。ダメモトで呼んどきゃよかったなぁ…。

Q5:バンドはどこで?

A5:最初の1年半はほぼ21MHzのみでした。ところが今年の9月半ばに28MHzのモビホを導入し10mデビューしたところ驚くほど好調!上記の116-QSOはわずか1カ月半の成果です。ちなみに7MHzでもVK、ロシア(当方5W-QRP!)などとちょこっとだけQSOしています。
あと、10月13日の真っ昼間に西マレーシアと29MHzのFMでQSOしました。His59/My55でした。


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画像が多いので縦にビローっと長くなってしまった。アパマンハムの本などで「ベランダに設置したモービルホイップでもアジアやオセアニアの近場ならば…」と書いてありますが、ご覧の通りEU最西端ポルトガルの港町も繋がったし、カリブや南米も普通にQSOしています。いかがでしょう?「俺もやるぞ!」という気がしてきましたか?

とりあえずその1はここまで。その2では設備や設置状況について書いてみます。

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