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2015年04月

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第197回-「中ノ鳥島」はQSO済みですか?-GWハムのための推薦図書・その1

ALL JAコンテストたけなわですが、風邪気味の状態で二度ほど痛飲し、声が出なくなりまして…。CWの受信も微妙なので今年は不参加。「GW特別企画・ハムのための推薦図書」と題して二冊ほどご紹介します。まず一冊目は-

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『地図から消えた島々ー幻の日本領と南洋探検家たち』長谷川亮一・著(吉川弘文館・刊)。内容をどうこう説明するよりも、次の地図をご覧頂くのが宜しいかと。

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江戸時代頃の近世から戦後、なんと昭和47年(1972年)まで、日本の近海にはこんなに多くの「擬存島」が存在-という言い方もヘンなんだけど-しており、明治以降は海図にも掲載されていたそうです。ご存知でしたか?
ただ、その名の通り「擬存島」は「ちょっとアヤしいんだよね」と"ED"(Existence Doubtful)という記号付きだったそうです。本書で重点的に説明されているのはこれらの島々。

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ううむ、最もミステリアスな「中ノ鳥島」はまさに絶海の孤島ですよ。1800年代の前半にアメリカのジャーナリストが捕鯨船などへの聞き取りで「ガンジス島」なる擬存島を発表、島名の由来不明、海図掲載の理由も不明。そして1907年に日本の山田禎三郎なる人物が"発見"し、上陸調査を行った上に地図まで作成、「中ノ鳥島」と命名した…と主張しておりますが…。

擬存島の"誕生"の背景には似通った物語が見られます。ほとんどのケースに登場するのが「リン鉱石」の堆積とアホウドリの捕獲。前者は海鳥の糞や死骸が堆積し化石化したもの(グアノ)で、かつては良質な肥料となっていたそうな。後者は「人間を恐れず手で捕獲できる」とも言われ、羽毛採取のために乱獲されていたそうです。

つまり、まぁ、そのような商売をやるから乗らんかね?諸君!という、明治、大正期のベンチャー詐欺…と書いては失礼か。いや、そうとしか思えない輩も数々登場するのですが。その他、南進思想と南洋貿易も絡み、そして探検隊はトンデモない遭難事故と漂流、奇跡的な生還を遂げ…このあたりが本書の最高の読みどころです。

技術的な話をすると北極星の高さから比較的正確に求められる緯度に対し、正確な時計を併用しないと求められない経度の問題から誕生した擬存島も数多くあるようです。例えばイギリス人ミアースが"発見"した巨石「ロトの妻」と「グランパス諸島」は、鳥島近くの「孀婦岩」と「大東諸島」をそのまま東にスライドさせたような…。

「そうは言っても意外なところに孤島があったりするんじゃないの?」と私も思いましたが、日本近海は皆さんご存知の通り意外に深く、地質学、海洋学的には絶海の真っ只中にポツンと島があるイコール4000から10000m級の海底火山がせり上がっているということになり、ほとんど考えられないそうです。これは説得力があり、ナルホドと…。

今やGoogleマップで地球上のあらゆる場所が見られる時代。擬存島の確認なんて寝っころがってスマホで出来ちゃいますが、あえて前時代の数々の逸話に触れてみるのも良いかと。地図を眺めるのが至福の時、というハム諸氏ならばきっと楽しめるハズです!

ちなみにハムの世界で南太平洋の擬存島「マリア=テレサ礁」に「上陸した。ペディやった。ニューカントリー(エンティティ)だぜ」とやってしまったのがかのW9WNVドン・ミラー。この人、7J1RLに先駆けて1963年5月に沖ノ鳥島から3日間も運用した(KG61D)とも仰っていて…という話も著者・長谷川亮一氏のWebで拝読出来ます。
ちなみに書籍の方にはハムに関するエピソードは登場しません。長谷川氏「筆者はアマチュア無線については全く経験のない素人であり」と書かれていますが、このWebのみ公開のハム関連記事、巷のハム雑誌より1万倍面白いです(笑)。

第196回-「第二シャック」から1.2GHzにQRV開始

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先々月のブログでお伝えした1200MHzの変更申請が、3月初旬に完了しました。「さてQRVするぞ!」と思いましたが、10エレループを設置したベランダから3部屋も離れた納戸シャックまでが遠すぎて、同軸が…。

というわけで、発想を転換しリグとニンゲンの方から、アンテナのそばに来てみました。写真の通り「1200MHz専用、第二シャック」の完成です、が、これ寝室のベッドとサッシの合間の50cmくらいのところに無理矢理安いテーブルを置いて、ベランダからの10Dを直結させているという(苦笑)。引きで見るとこんなです。右がベランダ。パソコンなし。紙ログにて失礼します?!

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「縦振れ電鍵にも堪える出来るだけ安い折り畳みテーブル」をこのために買いましたよ。大井競馬場の横の「ホーマック」で、2000円くらいでした。安くていいのがあってヨカッタ!!

さてさて、この第二シャックから1200MHzのFMにQRVし数局さんとQSO。意外だったのは25kmくらい離れた横浜市の中心部と次々59+で繋がること。144や430MHzのFMでも59までは来ますが、プラスにはならないなぁ。港区目前の品川区ですからね。
当局のアンテナは先日お伝えした通り、全く真横の南東向きでどこかのビル反射。それなりに距離のある南区や中区の局がご町内のような59+10~20dBで入感してちょっと驚きました。これが1200MHzの飛び方なのだなと。この方向、丁度パスがあるんですね。
45km離れた横須賀市内1W移動局とはHis51/My55。神奈川方面はそれなりに飛んでいるようで安心しました。CQを出したところ、本当のご町内、歩けるような距離のローカルさんから呼ばれたり…新しいバンドは新鮮ですネ。

サイクル24でのエンティティ追っかけ、少々疲れてしまいまして…。これからは1.2GHzではのんびりやります。QRV1カ月目のビギナーですが(少々話も長いですが)、各局宜しくお願い致しますm(_ _)m。

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