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2019年02月

第263回-マンションベランダからKCJトップバンド参戦!

前々回前回とお伝えして来ましたコメットのモビホHR3.5の先端に5mコード(コレ!↓)を足しての160m QRV、ついにそれで160mのお祭りKCJトップバンドコンテストに参戦しました!

160m_05.jpg

結論から言って50WのQRVでも国内QSOならばほとんど問題ナシ、「先入観、固定観念は捨てましょう!」が最大の感想です。


◆1.さぁスコアはいかに?

週末なので家事はあるし、さらに2日目の日中は五歳娘を博物館に連れて行ったり、しかもCQは出さず(出せず?)呼び回りのみということでそんなにQSO数は多くはないですが、聴こえていた局は全て呼び、岩手、宮崎の2局を除いてすべてQSO出来ました。

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こんな感じです。エリア別が分かりやすいでしょうか? マルチも載せておきます。

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惜しいですね。4、5エリアが出来ればADJでしたが。
なにしろ160m国内コンテスト初参戦なので、「とりあえず20-Qくらい出来れば…」と考えていましたが、目標は前半戦でクリアしもう少しで40-Qでした。

◆2.結局アンテナはどうした?

お伝えした通りのHR3.5の先端に5mコードを足したアンテナにFT-897DMの50Wでした。
しかし階下の居室の前にコードをぶらりとぶら下げるわけにも行かず…思いついたのが「モービル基台の増設」でした。
いつもの基台は作業がし易いようにベランダの中央寄りについているのですが(こんなかんじ)↓

HF15CL_550-2.jpg

もうひとつ、同じコメットのRS215を隣のマンションとの境界の立入禁止エリアの真上(写真の奥側)に設置。これならば誰にも迷惑をかけません。名案!
しかしわずか1m程度の違いなのにマッチング条件が全く違う! 木曜日の夜中にこれで苦戦しましたが、これについては長くなるので改めて書きます。最終的に1.8も1.9もバンド内はほぼVSWR≦1.1でした。

◆3.はじめての160m雑感

昨年の今頃は1200MHzブログと化していたココに、立て続けに160mのことを書くようになろうとは?!

・ご覧の通り北海道から九州まで無事に繋がりました。惜しいのが4と5。初日の晩はいずれも全く聴こえず、2日目の夕方に4の呼び回りが聴こえましたがCQは聴こえなかったなぁ。5は全くご縁がありませんでした。支部コンテストに賭けます! 当面の目標は160m AJD!

・1800kHzですからね、中波の伝播ですよ、アタリマエですが(苦笑)。2、0となぜか9に強力なパスがありいずれも599。9の局からは交信後にツイッターでご連絡を頂き、当局の信号もそれなりに強く届いていたそうです。モビホにコードなのに?! ここはホップがアタッテいるのでしょう。

・3は強弱ありますが、比較的安定して繋がりました。なぜか特に京都。7も大丈夫ですね。8はツイッターでいつもお相手頂いている函館のJH8KIYさんと深夜3時に感動の初交信! しかもそれが1815kHzというのが最高でした。

・そのほかツイッター関係の1st QSOが数局。みなさんトップバンドにいらしたのですね! 同い年の悪友(?)JM1EKM局とも品川区-豊島区でQSO。しかもそれが下限ギリギリの1811kHzで(笑)。

・印象深かったのは日の出の時。2日目の朝6時に起きて(←ほとんど寝てない)丁度北関東あたりの移動局をワッチしていたところスーーーッとSigが弱くなりS/Nが悪化。「あれッ?!」と思って外を見ると朝日が。見事に連動していました。トップバンドは時間管理も難しいですね。

・それにしてもさすがは160m、皆さんCWのプロだし、打鍵は上手いし耳も良いし。マナーも良くてQRVしていて楽しかったです。居心地いいナァ、160m!

・7や3など「ギリギリだなぁ。大丈夫かなぁ」という入感状況でも、こちらから呼ぶと一発でコールバックあり。相手局のアンテナに助けられているとは思いますが、こちらの電波もそれなりに飛んでいる模様。考えてみれば横に突き出した2.25mのホイップの先に5mのコードを足して真下に降ろし、しかもセンターローディングでマッチングが取れているとすると7m超のコイル入りの逆Lアンテナなわけで、まぁ、そこそこの飛びではあるのかな…が今回の結論です。

◆4.さて今後は?

まずは「練習をしてCQを出せるようになること」。CWを始めてもう5年にもなるのに未だに呼び回り専門で…。ハイバンドならばそれでも十分なのですが、バンド幅の狭い160mではあっという間に全局呼んでしまい。今回ばかりは「CQが出せるように練習しよう!」と痛感しました。

あとは100W QRO。このヘンテコなアンテナでも、100WでCQ出してRunするようになったらソレナリにスコアが伸びるのではないかと。ベランダトップバンダーの先輩7N3IJT局は地道にRunされて100局超えだったそうで、ともかく「先入観、固定観念は捨てましょう!」ですよ!

今年の標語「これからのアパマンハムは160m!」

(ちょっとSWR上がりましたがコードを横に張ってもQRV出来ました。それなら階下にも迷惑をかけません!)

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第262回-こうすれば出られる都心のマンションから160m

前回のブログでお伝えしたマンションベランダからの160mバンドQRV、先週の時点ではCQ WW 160mに間に合わせるための応急的なワイヤの追加で、1.25sqのVFFで5mでは重すぎて元のモビホ、コメットのHR3.5が曲がる、階下に対して目立ちすぎる等々の問題点が山積みでした。

苦節一週間、仕事の合間にアキバに立ち寄り、恒久的に使えるであろうモロモロの対策を講じました。
まず追加のワイヤを細径化、ステルスアンテナとして使えるレベルのものに交換しました。

160m_01.jpg

非常にポピュラーな配線材でUL1007。AWG28なので導体径φ0.38で仕上がり外径φ1.2。構成は7/0.127ですね。メーター単価はたったの40円です。追加するのは約5mなので、モビホ+200円であなたもトップバンダーに?! (ガード下、ラジオセンターのタイガー無線さんで購入しました)

さてこれをモビホの先端に接続します。1.25sq VFFならば被覆を剥いて数cmの導体を先端にグル巻きにすればガッチリくっついてくれますが、φ0.38のすずめっき軟銅線ではコシがなさすぎて留まりません。というわけで、先端にミノムシ(カバー付ワニグチ)クリップをはんだ付けしました。

160m_02.jpg

ここで小ワザ。導体径φ0.38、仕上がり外径φ1.2を屋外にぶらさげることになるので接続部の強度が心配…というわけで外径の違う熱収縮チューブを二重、三重にかぶせてまずはクリップ内の爪でかしめて、更に段階的に応力を逃がしています。われながら、ナカナカキレイな仕上がりです(笑)。収縮時の熱しすぎに注意。UL1007、とても薄いPVC被覆なのですぐに溶けてしまいます。

そしてこれをクリップの一番奥まで、ガッツリとモビホに噛ませます。ワイヤの重さでクリップが落ちたら面倒だと思いましたが、想像以上の噛みっぷり。多少の強風でも大丈夫でしょう。

160m_03.jpg

これをベランダから逆L状態でぶらさげましたが、突発的にSWRがハネ上がることが!! 何事かと思って懐中電灯を持ってチェックすると-

A)ワイヤがモビホの先端に絡まって輪っか状になっていると強烈にマッチングがズレてVSWR=∞になることもある。
B)ワイヤに変なヨレが残っていたり、あるいは絡まってダンゴになっていると共振周波数が数十kHzレベルでズレる。かなりシビア。

-以上の2点が判明。対策としてモビホを基台に取り付ける前に、キレイに逆Lに落ちるように、まさに釣り竿と釣り糸のようにヒョイヒョイと振ってやるようにしました。円や八の字を描いたりして、フライフィッシングとほぼ同じアクションです(笑)。

160m_04.jpg

そしてマッチングはこんな感じ。ワイヤの全長は一旦1815kHzにディップが来るようにカットし、次に1910kHz前後がVSWR=1.1になるよう丸めてビニテで留めています。

上記A)、B)の調整にモタ付き、京都コンテスト1.9MHz部門に間に合わず、0030過ぎに八王子市の7N3IJTさんにお相手頂きました。少しQSBがありましたが599/599。実はこの「モビホHR3.5の先に5mのワイヤを足して160mに」というアイディアを最初に試したのがIJTさんで、今回のQSOは2-wayモビホという貴重なQSOでした! ご参考になるようにまとめます。

1)ベースになるモビホはコメットのHR3.5。先端に約5mのワイヤを足すと160mにマッチングする。
2)ワイヤは細いものでOK。私が使ったのはUL1007。AWG28で導体径φ0.38で仕上がり外径φ1.2。
3)先端にミノムシクリップを付けると便利。但し熱収縮で補強すべき。
4)モビホ先端にガッツリ噛ませるが、モビホへの絡まり、途中でのダンゴ等に注意。
5)キレイに逆Lに降ろせばVSWR=1.1も可能。50WでUゾーンとQSOも可能!

※ 「階下に5m垂らすのはちょっと…」という場合はテグス等を使って自宅のベランダ内で横に引き上げても良いでしょう。試してみたところ共振周波数が変わり、VSWRの最小値が1.4~1.5程度に上がりましたが十分実用になりそうでした。

ワイヤはたったの200円/5m、クリップと熱収縮チューブを含めてもワンコイン以内でしょう。3アマ以上をお持ちのアパマンのみなさん、免許状の「A1A 1910kHz」が「局免の肥やし」になっていませんか? 実は実は、こんなにカンタンにQRV出来るのです。どれくらいの耳と飛びかは前回のブログをご参照下さい。

さてさて来週はいよいよ第35回KCJ TOPBAND CONTEST。国内の飛びがどんなものなのか、試してみたいと思います。来週につづく!

【2019/02/04 追記】

160m_05.jpg

最終的に同じ長さ(5.25mくらい)で2本作りました。判別用にクリップカバーの色を変えています。先端で束取りする量を変えて、赤は1820kHz付近でVSWR=1.0、黒は1910kHz付近で1.0。1.8海外DX-QSO用と、1.9国内QSO用です。
束取り量を変えて共振周波数を変更する作業が意外に時間がかかり、運用中に巻き直すとロスタイムになるためですが、まぁ、なにしろ1本500円以内なので(笑)。
なお上記一枚目の写真は30mの束です。実際の5m束はこれくらいの量しかありません。巻枠は台所のスポンジです?!


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