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第201回-どうする?どうなる?IRC

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CQ誌の2015年1月号に「米国は2013年12月31日をもって郵便局におけるIRCの販売と切手への交換を終了しています」という記事が出ました。私の聴いていた話と微妙に異なっていたので、編集部と電話、メール等でやりとりしましたが、結局修正記事は出ず、やっぱり「切手への交換」も終了したのかなぁ…。

アメリカにおけるIRCの扱いについては、LA郊外オレンジに住むN6HB氏がこのような↓Webをやっていて-

http://www.n6hb.org/s-a/irc.htm

UPDATE: Many U.S. Amateurs have contacted me because IRCs are "not available at their local Post Offices." This is was incorrect (see below). Previously, the rule was that IRCs could be requisitioned by Post Office facilities in the same manner as postage stamps, and that coupons would (should) be stocked at Post Office facilities that had a demand for them. That all changed as of January 27, 2013. As of that date, the U.S. Postal service no longer sells international reply coupons. However, unexpired coupons can still be redeemed or exchanged, as per the guidelines in Section 381 of the International Mail Manual.

-このように書いてあります。「『近所の郵便局で無効って言われた』というハムからの連絡を貰ったけど、それは正しくない…2013年1月27日に販売は終わったけど、(アメリカ合衆国郵便公社(United States Postal Service, USPS)の)ガイドライン381に従って、有効期限内のIRCは交換されるべき」と言っているように思いますが…。

「孫引き」は間違いの元なので、原文にあたるのが一番と、そのアメリカ合衆国郵便公社のサイトに直で当たると-

http://pe.usps.com/text/imm/immc3_020.htm

ここに381.2 Previously Sold Coupons and Exchange Value(既発行済みのクーポンと交換価値について)がありまして-

The following standards apply to the exchange of international reply coupons:

a.
International reply coupons sold by the United States Postal Service prior to January 27, 2013, are exchangeable in any other member country for a stamp or stamps representing the minimum postage on an unregistered air letter. Unused U.S. coupons (that is, those with the U.S. selling price stamped on them that are not ultimately redeemed by recipients in other countries) may be exchanged only by the original purchaser for United States postage stamps at a discount of 1 cent below the purchase price.

b.
With the exceptions noted in 381.3d, international reply coupons purchased in foreign countries are exchangeable at U.S. Post Office facilities toward the purchase of postage stamps and embossed stamped envelopes at the current maximum First-Class Mail International 1-ounce, letter-size price, per coupon, irrespective of the country where they were purchased. See Notice 123, Price List.

下側、つまり381.2項bの後半-

「381.3dに記した例外を除いて、海外で発行・購入されたIRCは米国の郵便局で郵便切手か料金印刷済みの返信用封筒と交換可能である。どの国で購入されたかに関わらずその料金はクーポン1枚あたり<1オンス、封書サイズ>の現時点での最高額のファーストクラスメールに相当する。料金表はNotice 123を参照」

-とあります。「381.3dに記した例外」は米国とスペインの別の機関が発行したものについてで↓、それ以外は上記381.2項bが適用される…ように思えますが…。

Reply coupons formerly issued by the Postal Union of the Americas and Spain are no longer valid. These coupons are printed in green ink and bear the caption Cupon Respuesta America-Espanol. Customers possessing any of these coupons should return them to their correspondents in the country of issue forredemption through the selling post office.

「私の和訳が正しければ」という非常に心許ない前提の上ではありますが、ここまでの文章を見る限りN6HB氏の主張は正しく、そして「米国は…IRCの切手への交換を終了」という記述は見つかりませんでした。

しかし…N6HB氏以外のハムが主張している通り、たとえ合衆国郵便公社が有効だと規定していたとしても、"近所の郵便局"が実務として交換してくれないのでは意味がない、という気もします。

確かに去年の春ごろから、米国向けのIRC入りQSL請求の返信率がガクっと落ちて、「おかしいな?」と思っていました。WASがやっと30州というところで、「たかがW」とはいえ、州によっては本気でQSLが欲しいところもあるのですが…。
みなさん、まだW向けにIRCお使いですか?
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Comments:10

JS6SCC URL 2015-05-18 (月) 12:27

こんにちは。当局はIRCは使用せず、ヤフオクで米国切手を入手してIRC代わりにしています。米国の郵便料金値上げで2IRC必要なことを考えれば安くつきますよ。

サダナリヒロシ URL 2015-05-18 (月) 13:21

JS6SCCさま>
早速のコメントありがとうございます!
やはりそうされていましたか。膨大な返信用封筒のタバを見ると、米国からは1.15ドルの切手か、まん丸い"Global Forever Stamp"のいずれかで、「これが国内で手に入れば…」と思っていました。
カミさんがハワイオタクでちょこちょこ出掛けていたのですが、子供が生まれたので当面は出掛けず、私自身も展示会や学会で出掛けていましたが不景気で出張自粛(苦笑)。「ヤフオクで1.15ドルか丸いヤツを買えばヨイ」という結論でしょうか?米国へのGSも今は2GS以上ですからね。まさかコインを入れるわけにも行かず?!

JS6SCC URL 2015-05-18 (月) 21:15

当局のオススメは、41セント額面の15枚シートです。3枚で足りるので5回分使えますよ。シミやキズのあるものは500円程度で落札可能です。
国際郵便用のフォーエバー切手は滅多に出ませんが、10枚2,000円のシートを落札した事があります。

JL1EEI URL 2015-05-18 (月) 22:05

その昔、両親がハワイ旅行のお土産で切手(確か31セント?)を1シート買ってきてくれたのを思い出しました。
とても懐かしいですね。その切手に糊を付けて出すとまた・・・ヤバイ!そんな悪さも・・・

サダナリヒロシ URL 2015-05-19 (火) 21:27

JS6SCCさま>
貴重な情報をありがとうございます!IRCが怪しくなって来たいま、米国の切手&郵便事情にもそれなりに通じていなければDXが出来ないという(苦笑)、いや、その多方面性が「趣味の王様」たるゆえん?!
国際郵便用のフォーエバー切手は滅多には出ませんか。それはそうだろうなぁ。10枚2,000円は本来の郵便料金を考えるとちょっと割高ですが、GS2枚よりは…でも為替が変わると…いや~、国際的な趣味(?)ですね。ハムって(笑)。

サダナリヒロシ URL 2015-05-19 (火) 21:31

JL1EEIさま>
小学校低学年の頃、もう40年以上昔ですが、私自身が切手収集をやっていて、未使用の米国切手も持っていたように思うのですが、さて実家の物置のヤマのようなダンボールのどこかか??そもそも額面幾らなのか?!当時は海外の切手に憧れたものですが…と言いつつ、帰って来た返信用封筒捨てずに全部持っています。切手がもったいない!いずれこのブログでご紹介します?!

JF1KMC URL 2015-05-20 (水) 08:24

なるほど今度、Wへ出稼ぎに行くときはウォールマートの額縁に1.15$のスタンプを仕入れてこようっと。 (^^)
まあ、向こうのポストオフィスのオジサン、オバサンがちゃんと決まりを読むとも思えないので、「IRCを売らない=引き取らない」と思っても何の不思議もありません。Hi

サダナリヒロシ URL 2015-05-20 (水) 10:27

JF1KMCさま>
コメントありがとうございまず!KMCさんにお伝えしようと思っておりました!
ところが米国の郵便料金って(日本では考えられないくらいに)遠慮なくちょこちょこ値上げするらしく、それで定額の「国内向けフォーエバースタンプ」「国際フォーエバースタンプ」が便利でヨイということのようです。ダイレクト請求の返信に国際フォーエバースタンプが多いのもWのハム諸兄が値上げを見込んで事前にまとめ買いしているからかなぁと、かの国の郵便事情にも詳しくなったり?!日本土産は丸い「国際フォーエバースタンプ」が狙い目かもしれませんね。
「IRCを売らない=引き取らない」その通りだと思います。極めてアメリカ的。外資系電子部品メーカー勤務時代に、そのような発想で何回泣いたか(苦笑)。結論としてもうダメでしょう、米国向けのIRCは。

JP1FOS URL 2015-05-21 (木) 08:13

>帰って来た返信用封筒捨てずに全部持っています。切手がもったいない!

私も切手を集めていたこともあり、暫く捨てずに持っていました。
さすがに返信用封筒も膨大な量になり、切手だけでも残しておくことも考えましたが、
それも諦め、数年前に大半を切り刻んで廃棄しました。(;;)

サダナリヒロシ URL 2015-05-21 (木) 23:36

JP1FOSさま>
やはり!我々世代は切手って簡単に捨てられないですよ。
机の下で巨大なタバになっています。多分数百枚あると思いますが、さてどうしようか...。

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