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第234回-ごぶさたしておりました。一陸特を受けておりました。

10月初めのロシア製電鍵の記事以来、ブログの更新が止まっておりまして、さらにハムのQRVも休止しておりまして…実は8月から第一級陸上特殊無線技士、一陸特の受験勉強に専念しておりました。

10月26日(木)に関東の方にはお馴染みの日本無線協会(江間忠ビル)で受験、本日結果発表となり、ギリギリの得点で合格しておりましたm(_ _)m。

(無線ブログお約束「合格通知」。恥ずかしいので少し小さめに…)

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しかしもしかしたら、この一陸特、私のジンセイで最も難しい資格試験だったかもしれない。もちろんこの上に二陸技、一陸技、二総通、一総通などなど上位資格がありますが、なにしろコテコテの文系事務屋(経営学部経営学科卒。卒論は消費者行動論)でありまして数学は高校以来やっていない?! そんな私でもどうにか合格した「三アマ文系の一陸特受験~合格記」を少々。

◆1.そもそもなぜ受験?

仕事絡みです。コテコテの文系とはいうものの、情報通信関係の仕事をしており、最近、次世代移動体通信だ、ミリ波レーダだ、8K BS・CSだとUHFからマイクロ波領域がにぎやかで。「ここでひとつ知識の棚卸をして、資格のひとつも取っておこうか」と。
そのほか、いろいろ生々しい事情もありますが、まぁ、飲んだときにでもお話しします(笑)。

◆2.受験勉強は?

締切り間際の8月17日に申し込んで、8月20日頃にテキスト購入。試験は10月26日なので約2カ月+αで本番を迎えました。

毎日仕事が終わってから1、2時間テキストを読んだり、問題を解いたり。週末は家族に協力してもらい育児をセーブして近所の区立図書館へ。土日それぞれ4、5時間、週末は8~10時間くらい没頭していました。
約2カ月+αとはいうものの、時間数はそれなりにやったように思います。ざっくり計算すると150~160時間くらいかと。ネットに書かれている「合格標準時間」と結果的に丁度同じでした。

◆3.テキストは?

下記の2冊でした。

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右側の問題集「合格精選470題」は定番中の定番ですが、左側、今年の8月に出たばかりで合格実績のない(?!)新刊を買ってしまって…これはよかったような悪かったような。デザインが良く読みやすく、「読み物」として読んでいるうちに試験対策になる構成だったので、私には合っていた…と思いたいです。

実際この弘文社の「一陸特合格テキスト」、「読みやすさ」という面ではかなり優れているように思います。また著者がハム(JL1XEU局)なので、ハムとの比較も登場。その意味では「ハム向き」のテキストかもしれません(逆に超基礎的な内容は端折られています)。

定番本「合格精選470題」はさすがですナ。使いやすいし読みやすいし、問題集なのに解説もわかりやすい。こちらは必携、必修でしょうね。但し私は時間がなかったので「全問を繰り返して」は出来ず、苦手分野の集中学習用に使いました(実際に解いたのは百問前後か?)。

◆4.そのほかには?

おなじみ「電波受験界」の直近の一陸特号を3冊。これの過去問と解説はとても役に立ちました! 特に2017年10月号は10月試験に出そうなテーマの予想が出ており、これを集中的に予習しました。「的中」したかというと、まぁ、当たったような、ハズレたような…。まぁどっちみち多少のヤマカケは必要なので、その意味では「安心させてもらった」という気はします。これについては改めていつかゆっくり書きたいですね。

1-denpa-01.jpg

あとはこれも有名なこちらのサイト。出張の移動中にスマホで何回もやりました。
http://rikutoku.com/index.php?FrontPage

過去問PDFもここ↑からダウンロード。上の「電波受験界」と合わせて過去問PDFの通し模擬は3回/年×1.5年分×午前・午後=10回弱をやりました。「10年分60回やれ!」なんて言われますが、忙しいサラリーマンには2、3年分が限界ではないかと(それでも合格しますヨ)。

◆5.ノートは?

結局3冊になりました。

1-note-01.jpg

上記の「一陸特合格テキスト」の問題解答とちょっとしたまとめ用にA5ノートを使っていましたが、問題が複雑になると見開きが延々と計算式になったりして、ちょっと「書いて覚える」という感じにならない↓。

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そこで別途、暗記用のA6ノートを用意してこちらには公式や表、例題と計算例などをキレイに(?)書きました↓。

1-note-03.jpg

結局、終盤はこればかりを見たり書いたりしていました。

◆6.そして試験の出来は?

まさかの結果なのですが、工学の方がヨカッタ…。

・無線工学(合格ライン24問中15問):24問中17問正解。1問ケアレスミス。一応2問余裕がありました。
・電波法規(合格ライン12問中8問):12問中8問正解。余裕ゼロ。

何人かの方が書かれていますが、一陸特の無線工学は「広く浅く」の観がアリ、テキストなり問題集なりをひと通り(ざっくり60~70項目程度)やると見覚えのある問題の繰り返しになり、logとデシベル計算さえ出来れば文系事務屋でもそれなりに解けてしまいます(デシベル計算もパズルのようなもの…これもいつか改めて)。

それに対し鬼門は電波法規! 12問中8問正解で合格ラインギリギリでした(マークミスが心配で心配で胃に穴が開くほど…)。過去問を10回分くらい解きましたが、悪くても9問正解、良ければ満点か1、2問ミスで「こりゃどうにかなるでしょ」と思っていたのですが…。
総通による点検・検査関係など、あまり縁のない内容がゴソっと出られると「迷いに迷って誤答」なんてことも有り得ます。法規は各テーマ抜けなく、繰り返し繰り返し繰り返し過去問をやられることをオススメします。事務屋のクセして「工学受かって法規で落ちて」なんてシャレになりません!!

というわけで旧・電話級(1978年)も三アマ(2012年)も講習会だった私の、はじめての国家試験(初エマチュー!)。どうにか一発で合格し、一陸特となりました。
二アマ、一アマ、二陸技あたりの受験も考えなくはナイですが…無線の資格はちょっとお休み。本業は有線通信(特殊電線の開発)なので、有線系の工事担任者や電気通信主任技術者の方が重要で…。
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Comments:16

JK1XUI URL 2017-11-16 (木) 14:10

こんにちは
ご無沙汰しています。
一陸特合格おめでとうございます。
私も一陸特合格していますが、難しい試験だと感じてます。
>logとデシベル計算さえ出来れば・・・
ほんとそう思います。後は、過去問を繰り返し行えば合格圏内に入れますから
有線系の資格取得、頑張って下さい。

サダナリヒロシ URL 2017-11-18 (土) 17:59

JK1XUIさま>
ありがとうございます!展示会出展&説明員で忙殺されておりました。
返信遅くなり申し訳ございません。
なんというか、不思議な試験でした。VU以上という"特殊"な周波数帯のためか独特な出題傾向があり、ハムの感覚とは違う部分を鍛えられました。
なによりも大変だったのは50歳を過ぎて生まれて初めての無線国家試験受験だったことですが?!

JN1VXT URL 2017-11-18 (土) 21:10

一陸特合格おめでとうございます。

特殊無線技士とはいえ一陸特の難易度は別格ですね。それ故に三陸技などと比喩されるのかと思います。
それに陸技と違って科目合格がないので、分野ごとに分けて勉強してチャレンジできず一発勝負しかないので尚更難関です。
冷めないうちに1アマ、2アマへのチャレンジは如何でしょうか?
個人的な感覚ですが上級アマの一般的な無線工学系+一陸特のマイクロ、デジタル系の知識で意外とすんなり二陸技が合格圏に入ってきます。
電波受験界を購読されているようなのでご存じとは思いますが、二陸技で有線系の試験の科目免除も得られます。

サダナリヒロシ URL 2017-11-19 (日) 13:38

JN1VXTさま>
ありがとうございます!文系なので苦労しましたがどうにか合格致しました。
一陸技をお持ちだったと記憶します。本来は"技"の方を取るべきかと思うのですが、事務屋からするとアチラは中々難関で(苦笑)。
「三陸技」とは言い得て妙ですね。しっかり勉強すれば受かる試験だとは思いますが、範囲の広さなのかVUとデジタル多重寄りににシフトした出題内容なのか、何とも言えない独特の難しさがありました。あとは書かれている通り、部分合格がないこと。法規の自己採点でこの数週間生きた心地がしませんでした。
上級アマは受けるつもりではりますが、試しに直近の2アマを解いてみると意外に出来ない。交流回路とコンデンサが多くて、一陸特とはまた異なる傾向があるようです。これも不思議な話で…(3アマ取得直後には2アマ過去問は難なく解けてました)。
最も順当な今後の受験順(?)を考えると「一陸特→1、2アマ→二陸技→基礎免除で工担」が良いのかもしれません。その後は電通主任に行くか一陸技に行くか…ここでグッと難しくなりますが。
仕事からするとすぐにでも必要なのは工担デジアナ総合なのですが、これが全く一部免除にアタラない?!世の中難しいものです。

URL 2017-11-19 (日) 17:48

おめでとうございます。
やりましたね、これでスピード違反の取締りレーダーも出来ちゃいますね。
テレビ局のお仕事も大半は1陸特で業務が出来るそうです。

ところで、「一陸特→1、2アマ→二陸技→基礎免除で工担」のコースもありですが
「一陸特→工担→伝交1種(基礎免除)→1陸技(基礎・無線工学A免除)→1アマ」というコースもあります。
工担から1陸技までは科目合格制度がありますが3年という期限付きでプレッシャーになるので、
資格による科目免除は一生有効で精神的にも楽なんです。

とりあえず次はお仕事で必要な工担ですね。

サダナリヒロシ URL 2017-11-19 (日) 18:51

さま>
ありがとうございます!
工担が先でも伝交の基礎が免除になりますね。伝交→1陸技の2科目免除は「魅力だなぁ」と思っていましたが…仕事が「通信線路」そのもので交換系(局舎内&中継装置)はサッッッッッパリわかりません。いや、それがわかればパッシブな電線屋にはならなかった?!(来週も地下洞道の打ち合わせ。若いころは水底・地下から地上・架空まで全ての積算と工程管理をやっていました)。
電通は「線路主任」の「通信線路」であることを前提に考えても工担→電通→陸技→1アマは有効ですね。問題は既に50代前半でこれから順番に取るといくつになるのか?!という高齢化問題かと!
仕事的にはどうなのでしょう?たまたま開発案件で2件ほど「持っておいた方が良い」ものがあったので取りましたが、一陸特単体では「携帯電話子局の監視の夜勤」とか??
(よろしければのちほどお名前お教え下さい)

JL1BTJ URL 2017-11-20 (月) 17:20

名無しで投稿失礼いたしました。

たしかに年齢と共に覚えるのが大変になりますね~。

私も50歳になってから「地元でFCCの試験を開催したいので
一緒にExtra級を取りませんか?」と誘われ勉強を始めたものの
本来理系なので大っ嫌い&大苦手な英語で
こんなにも覚えられないのかと泣きながら勉強しました。
でも、なんとか合格できました。
自分にとっては1アマの方がどれだけ苦しまなかったことかと。

このまま何もやらないと衰えるばかりですから
老後の目標でもないですが、やったほうが良いかもしれませんね。

サダナリヒロシ URL 2017-11-21 (火) 09:47

JL1BTJさま>
再びコメントありがとうございます!!
確かに年齢による感覚の違いはありますね。今回の受験晩強開始時、なんとも覚えが悪く「なんでこんなに…」と悩んでいた頃に電車内の広告で「若い頃は丸暗記が利くが歳をとると理解しなと覚えられない」みたいな内容があり「なるほどなぁ」と。
しかし久々にコツコツと勉強したのも良い思い出です。8月から10月まで毎週末図書館に通って「苦労したけどあれはあれで楽しかったな」と懐かしい感じすらしています。
幸い(?)仕事に関係のある資格がヤマほど残っているので、細く長く勉強を続けた方が良いのでしょうね。

JM1EKM URL 2017-11-22 (水) 21:03

一陸特、合格おめでとうございます。
私もなんか取りたいんですがね。(^^;

サダナリヒロシ URL 2017-11-24 (金) 18:17

JM1EKMさま>
ありがとうございます!スゴイのかな?これ?
地味にコツコツ勉強すれば比較的取りやすい資格のように思いましたが(←取得後に振り返ると)。
この上に無線、有線系いくつもありますが、急にガクンと難しくなるんですよ、事務屋にとっては。
EKMさん、業務系の何かお持ちではなかったかと?

JH1JDI/Saori URL 2017-11-25 (土) 01:42

定成さん、ご無沙汰しております。一昨年のハムフェアでお会いして以来かと存じます。

一陸特 (J) 合格おめでとうございます!!! 私も「470題」の問題集で学習して、なんとか合格したクチです。
従免は今年ですと、ABPJxxxxxになりますね。仰る通り、一陸特は法規が12問しかないので、4問しか
間違えることができず、なかなかハードルが高いな、と感じました。私の主人も一昨年一陸特を受験したの
ですが、やはり法規8問正解でギリギリでした。

私のほうは、最近は相変わらず和文CWに加えて、430/FMや144/SSB、1200/FMにも出るようになり、
週末中心にマイクも握っております。ぜひお空でお会いしたいな、と思っております!

サダナリヒロシ URL 2017-11-27 (月) 21:10

JH1JDIさま>
ありがとうございます。少々ごぶさたしておりました。お元気でしょうか。
470題は良いアタマの体操になりますね。シンプルかつデザインも良く、素晴らしい問題集(&テキストとしても)だと思います。
「もっともっと470題で法規をやればよかった…」が試験終了から合格判明までの後悔でしたが、まぁ、ギリギリとはいえ合格したので安心しました。ホント、一陸特の法規はヒヤヒヤものです。
ちなみに他の業務系の従事者免許も色々お持ちだったでしょうか?


さて1200FMに出られているのですか!!びっくりです。いま一番アクティブにQRVしているバンドかもしれません。近々ハンディも購入し移動運用も予定しています。ぜひともお相手下さい。

JH1JDI/Saori URL 2017-11-28 (火) 00:07

おかげさまで元気にやっております。:)

アルインコのDJ-G7を4年ほど前に買ったのですが、主人ぐらいしか交信相手がおらず、ほぼシャックの飾り物に
なっていました。それが先日、主人がベランダに1200の12エレを取り付けまして、そしたら結構いろいろ遊べるように
なったので、1200/FMにも復活しだした次第なのです。山の上からモービルホイップ1Wで移動運用することもあります
ので、交信のチャンスに恵まれるといいな、と思っています。

私のほうは、一陸特以外の業務系無線従事者免許は、「国内」電信級や、航空通なども、なんとか辛くも受かりました :)
航空無線が好きなので航空通を取れた時は嬉しかったですネ。逆に一陸特は、従免が日本語だけで書かれているので、
初めて手にした時は、「ん? なんかアマチュアの免許と違って、スカスカだな」、と違和感感じました(笑) 二陸技、
一陸技もいいですよネ。定成さんは本職でいらっしゃるので、一陸特から更に上を取得なされば、いろいろなアドバンテージが
あるのではないでしょうか? 私は基幹システム系SEなので、業務系無線資格を持っていてもあまり仕事には活かせてない
感じです。

サダナリヒロシ URL 2017-11-28 (火) 12:50

JH1JDI/Saoriさま>
やはりDJ-G7でしたか。日曜日に立て続けに2局、DJ-G7の移動局とQSOしました。日野市と千葉市。反射も含めてパスがあればポケトラにホイップでも430FMよりも強く入って来ます、というか59+40以上とか物凄い強さで入感します。1200の飛びは面白いですね。
和文モールスの送受信が出来るのは資格取得ではかなり有利なのでは?総通などは和文もありますね。私の方は通信といっても実は有線なので本当は工担や電通主任なのですが、あちらはあまりにも大変なのでまずは取りやすいところで一陸特から始めました。
アマニュアの資格を今後どうするかは検討中。Condxが下がって100Wで10MHz、14MHzに出てみたい気もして来ましたが。

JH1JDI/Saori URL 2017-11-29 (水) 19:54

実質、手軽に1200MHzにQRVできるリグはDJ-G7一択なので、結構ユーザーは多いようですネ。TS-2000は高いし、
IC-9100は1200のユニットを入れると技適対象外になる上にやはり高いし。ハンドヘルドで運用できないし(笑)
自宅のベランダな同じビーム方向に向けて、430と1200の八木を設置したので、主人と一緒に、自宅と荒川堤防周辺などで
伝搬実験をして楽しんでいます。1200のほうがネバリはありませんが430よりも強力に入感することが多く、面白いな
と感じています。

定成さんはアマチュアの資格について2アマ以上も検討中とのこと。私も10MHzが好きですヨ。31mbのような、近距離・
中距離に安定して伝播するのが気に入っていますし、7MHzのように大混雑というわけでもありませんし。
また、実はコッソリと、総通と陸技も実験してみたのですが、どちらも結構難しかったです(笑) 和文絡みというところでは、
総通の受験の際の大きなアドバンテージになりましたが、どちらかというと100cpm欧文平文の筆記受信がてこずりました。
総通と陸技の試験結果については、ヒミツです(笑)工担は無線従事者とはまた異なる分野の知識が必要ですよネ。トラヒック
理論とか、ISDNとか、作業実施計画、監督、などなど。。。

サダナリヒロシ URL 2017-12-01 (金) 23:03

JH1JDI/Saoriさま>
私、若いときに電線会社の線路技術部(通信工事部)の事務方で通信ケーブル敷設・接続工事の積算と管理をやっていたんですよ。なので工担なら…(テキストパラパラ)…電気の基礎はハムと一陸特でどうにか、ケーブルと敷設・接続工法、アクセス系の原理や光とメタルの測定や原理は30年選手なので稼ぎドコロ、問題はレイヤーがどうのこうのと法規ですね。ううむ、やはり工担は取りたいですね。

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